2005年11月22日

心中「婀櫻」

此の世の名残  夜も名残
   
   はらはらはらと降る婀櫻
   古き己れに心を重ね  
   蒼い脣微笑み乗せて
   清(すが)し夜明けに眼を閉じる

   あれから幾百年(いくももとせ)が過ぎたのか
   なお忘れ得ぬ無二の恋  
   廻り生きては廻り逝く
   この抱き合う男と共に

   冴える真白き月の下
   櫻の脚元寄り添うて
   交わす脣血に染まる
   対のナイフに輝る赤い月
  
   誰(た)が告ぐるとは曾根崎の
   ビルの森を翔ける風
   婀し河原の幻に
   夢の如くに舞う婀櫻

   此の世の名残  夜も名残ー
posted by りえこ at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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